中国茶と中国茶器の専門店 「恒福茶具」へようこそ! - 2005/02/09

中国茶と中国茶器の専門店 「恒福茶具」へようこそ!

宜興紫砂壺の選び方

宜興紫砂壺の選び方

中国茶を淹れる茶器としては宜興紫砂壺がお勧めなのですが、デザインも様々でおまけに泥色も様々、選定に悩まれることと思いますが、選定の為のアドバイスをさせて頂きます。

紫砂の色目としては紫泥(紫っぽいこげ茶)・朱泥(朱赤)・烏泥(黒)・緑泥(緑〜青)・黄泥(段泥)がありますが、これらの色目は紫砂材料と金属化合物の割合・焼成温度の違いで出されています。

なので色目が違うからお茶を美味しくしてくれる効果も違うのかというと、それ程の違いはありません。

全くお好みで選んで頂いて問題はありませんが、たとえば黒茶に使用する茶壷に黄泥を選んでしまうと茶壷にシミや汚れが目立つ結果になってしまいますのでお勧めできません。

お茶の種類に適した色目があるという事は言えます。

基本は紫泥ですが、日本では比較的朱泥が人気があります。

これは常滑や万古の朱泥の急須を見ているから馴染みがあるのかもしれませんが、常滑に朱泥の急須をもたらしたのは実は中国宜興の職人です。

形状についてはお茶の葉の形状に近い形を選ぶとよいと言われていますが、それも選定肢の一つと言えます。

紫砂壺には伝統的な形状で基本形がいくつもありますが、一番お勧めなのは倣古壺です。

倣古壺は淹れる茶葉を選ばない、万能な形状の壺で基本形と言えます。

いくつも茶壺を所有してくると少し変わった形状の茶壺が欲しくなったりするのですが、結果使い易さの面ではシンプルな形状の茶壺が一番です。

変わった形状の茶壺は見た目に華やかですが、最後は飾り物で終わってしまう可能性が強いです。

あまり適切なアドバイスとは言えないかもしれませんが、ご購入の際に思い出して頂ければ幸いです。

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宜興紫砂壺「型出し」と「手作り」ではお茶を美味しくしてくれる効果にも違いがあります。

宜興紫砂壺「型出し」と「手作り」ではお茶を美味しくしてくれる効果にも違いがあります。

宜興紫砂壺は、紫砂材料自体がお茶を濾過してくれる効果と香りを凝縮してくれる事により、お茶を美味しくしてくれる効果があります。

宜興紫砂壺は釉薬を掛けていない焼き締めの焼き物だからこそお茶を美味しくしてくれる効果があるのですが、もっと言えば繰り返し同じお茶を淹れる事で茶壺自体がお茶の香りと味を吸収して更にお茶を美味しくしてくれるという効果があります。

これを「養壺」と言いますが、同じ茶壺で違う種類のお茶を淹れてはいけない理由がここにあります。

では「型出し」と「手作り」ではその効果は、どれほど違いがあるでしょうか?

「型出し」の製法では「手作り」と同じく材料を板状に伸ばしてタタラ作りという製法で成形されるのですが、そのタタラを石膏の型にあてがって材料自体を伸ばすようにして成形して行きます。

ところが「手作り」ではタタラを円柱状にしてから、木のコテを使って叩きながら本体を望む形状にして成形して行きます。

この製法を、その際の音から「パンパン作り」と言います。

叩いて材料を圧縮していく製法ですから「型出し」の材料を伸ばして成形していく方法と比較して、材料の密度は細かくなって行くわけです。

紫砂材料自体に濾過効果がありますが、材料を縮めて成形する場合と伸ばして密度を粗くした場合は濾過効果はどの程度違うでしょうか?

当然お分かりと思いますが、材料の密度が細かい方が濾過効果が高いですね。

これが作家物の手作り茶壺が「養壺」効果が期待できる理由です。

全く同じ材料を使用したとしても「型出し」と「手作り」ではお茶を美味しくしてくれる効果に違いが出るのに、「手作り」の作家物の作品では材料も厳選されたものを使用しています。

元々の材料の時点から違いがある上に、成形方法で更に違いが発生してしまうわけです。

なぜ中国茶と中国茶器の専門店 「恒福茶具」では手作りの作家物の宜興紫砂壺をお勧めしているか、これで理由がお分かり頂けましたでしょうか?

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宜興紫砂壺には「型出し」と「手作り」があります。

宜興紫砂壺には大量生産型の「型出し」と「手作り」の違いがあります。

宜興紫砂壺は数千円で売られているものと数万円中には数十万という値段の作品もあり、値段の差はどこからくるのかお分かりにならない方も多いかと思います。

よく雑貨屋さんや一般的に見る宜興紫砂壺は数千円程度で販売されていますが、これは実は宜興で作られた宜興紫砂壺ではない場合があることをご存知でしょうか?

偽物天国の中国では、やはり宜興紫砂壺にも偽物が存在します。

宜興とは違う産地で生産されて材料も紫砂を使用していないのに、宜興紫砂壺として販売すれば高く売れますので、それで偽物が多く作られ日本へも大量に入ってきているわけです。

また本物の宜興紫砂壺でも大量生産型の「型出し」と作家による「手作り」の違いがあり、勿論大量生産の「型出し」の茶壺は値段が安く、手作りの作家物茶壺は値段が作家の格付けで違ってくるのです。

「型出し」の茶壺は無名の職人が石膏の型を使って一日に数十個の茶壺を作り上げますが、作家物の手作り茶壺は一つの茶壺を作り上げるのに丸一日以上の時間を費やしています。

一日に数十個同時に作られる茶壺と、作家が精魂込めて30時間もの時間を掛けて手作りするのでは、大きく値段が違ってきて当然です。

またそれだけ時間を費やす理由は、主にはバランスや使い勝手の面での細かい調整を行っています。

更に使用する紫砂材料にもランクがあって、「型出し」の茶壺は安い一般的な紫砂材料を使用しますが、作家が使用している材料は自分でこだわって紫砂の産地「黄龍山」で選定してきた材料や、安い紫砂材料と比較すると値段も十倍以上の材料を使用しています。

材料を供給する側でも産出された特別な材料は、高く買ってくれる有名作家さんへ直接販売しますので、良い材料はやはり有名作家の手元に集まるという図式になっています。

安く販売される「型出し」の茶壺には当然安い材料しか使用されませんし、大幅な値段の違いは実はちゃんとした理由があるのです。

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中国茶器の代表は、宜興紫砂壺です

中国茶器の代表は、宜興紫砂壺です。

中国茶や中国茶器に興味のある方はご存知かと思いますが、中国茶と中国茶器の専門店 「恒福茶具」では手作りの作家物の宜興紫砂壺をご紹介しています。

今日はこの宜興紫砂壺についてお話したいと思います。

宜興紫砂壺はお茶を淹れる為の急須の事ですが、日本における急須の価値観と中国における宜興紫砂壺の価値観には大きな隔たりがあります。

日本の茶道においては抹茶茶碗が珍重されますが、中国の茶芸では宜興紫砂壺が最も珍重されます。

日本においては急須の価格はそれ程高くはありませんし、仮に人間国宝の「山田 常山」の急須であってもうん十万円の価格です。

ところが宜興を代表する作家の「蒋蓉」さんの作品は、もし市場に出れば最低150万円の値段がつきます。

これは中国現地の値段ですから、貨幣価値の違いと経済格差を考慮すると日本に置き換えれば一体幾ら位の価値があるのでしょうか?

それだけ中国では、宜興紫砂壺は珍重されている茶器なのです。

ではなぜそれだけ宜興紫砂壺が珍重されているかと言うと、歴史の中で文人が三種の文房具の一つとして愛して止まなかった事と、宜興紫砂壺はお茶を美味しくしてくれる効果があるからです。

小さくて可愛い宜興紫砂壺は愛情を込めて使用すればするほど光り輝いて、どんどんお茶を美味しくしてくれる効果が高くなり、単なるお茶を淹れる為の道具という範疇を超えて、愛らしい道具に変化してしまいます。

また宜興紫砂壺はお茶の香りを吸着しますので、飲むお茶の種類だけ急須の数が必要となってきます。

そうすると当然コレクションをしたくなってきますので、段々と紫砂壺の数が増えてくるわけです。

宜興には宜興紫砂壺を作る作家が数千人居ますし、省や国家が認定する資格まで存在します。

当然この資格によって値段が決まってきますし、作家としての名前もこの資格が伴わないと有名にはなれません。

宜興紫砂壺は、日本における急須の事情と大いに異なることがこれでお分かり頂けましたでしょうか?

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