中国茶と中国茶器の専門店 「恒福茶具」へようこそ! - 2005/02/18
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中国八古窯「磁州窯」を訪ねて
中国八古窯(磁州窯) 磁州窯の代表的な様式による現代の作品 磁州窯は位置的にいうと北京の南西約500キロ、鉄道の駅(ハンダン)から車で一時間半程度掛かります。 私が訪れた当時は高速道路が建設中でしたが、現在は北京からでしたら車で4〜5時間で到着可能かと思います。 私がこの磁州窯へ行った一番の理由は、日本の赤絵の原点である「紅流彩」を確かめたかったからです。 宋の時代に完成された磁州窯の「紅流彩」は日本へ渡り、赤絵として日本にも定着しました。 しかし世界的に有名になったのは、日本の赤絵ですね。 磁州窯の「紅流彩」は磁州の白い土の上に更に白化粧をして、上絵で赤と緑の絵柄を描いています。 素朴で朴訥な絵柄が多いのですが、どこかしら優雅さも感じさせられる温かみのある焼き物です。 今でも磁州窯は国営工場が中心で中国全土に日常食器を供給しているようですが、中国では磁器は景徳鎮、陶器は磁州窯が一番と言われています。 国営工場は現役で運営されていますが、小さな工場や工房はほとんどが廃墟となっているのが現状です。 磁州窯博物館には資料と作家が集まっていますので、磁州窯の代表的な様式や焼き物はここで見ることが出来ます。 しかし私が求めていた「紅流彩」は宋の時代には盛んに製作されていましたが、現在では全く残っていませんでしたし作品自体も見ることは出来ませんでした。 「紅流彩」は既に過去の様式で今はもう作っていない、磁州窯ではそのようにとらえられています。 そうですかと帰るわけにもいかないので、唯一現役で活動している小さな公司へ飛び込みで訪ねて、「紅流彩」を再現して作ってもらえませんかと訊ねてみました。 すると作品見本室へ案内してくれて、お前の言う「紅流彩」はこれか?と、まさに宋の時代の出土品の幾つかを見せてくれました。 そこには数は多くはありませんでしたが、資料として出土品のいくつかの「紅流彩」がありました。 まさにこの焼き物が欲しいのだと言うと、馬鹿にした態度で「こんなものは過去の焼き物、なんでこんなものが欲しいのか分からない」と言われてしまいました。 私にとっては価値のあるものなので、こういう焼き物を再現したいのだが可能か?と訊ねると、また馬鹿にした態度で一言「簡単!」と言われてしまいました。 それじゃ作ってもらえるかと訊ねると「自分で作るのか?」と言うので、「こちらの職人に作ってもらいたいのだがどうか?」と言うと、それでも構わないという話になり早速工房へ案内してくれて、専属の職人さんと対面です。 結果私は三日間この公司へ通って、「紅流彩」を再現してもらいました。 焼き上がりまで現地に滞在することは出来なかったので、後日焼きあがったら日本へ送ってくれと、代金や送料を含めた金額を支払ってきました。 しかし彼らは輸出をした事がないので、日本までどうやって送ったらよいのか分からないという事だったのですが、郵便局で国際小包で送ってくれれば大丈夫だからとお願いしてきましたが、本当に到着するかどうか不安な面はありました。 後日談として三ヶ月待っても到着しなかったので電話で問い合わせたのですが、既に二ヶ月前に荷物は送ったという返事で、送り状の番号も知らせてきました。 そこで番号から荷物を調べてみると、日本へは荷物は入ってきていないという返事でした。 すると一週間ほどすると、何と荷物が到着しました。 箱を楽しみに開けようとすると、まずガシャと嫌な音がします。 割れている気配です。 箱を開けてみると、見事に割れた楽しみにしていた「紅流彩」の塊が見えて、どれがどの部品やら分からない状態です。 中に数個割れなかった無事な品物がありましたが、何の梱包もされない状態でただ箱に入れただけで送った荷物ですから、割れないものが少しでもあったことが不思議な位です。 陶磁器を扱う公司へ荷物として送ってくれるように依頼した訳ですから、当然梱包はしっかりやってくれると、その事を常識として考えた私が間違っていたようでした。 おそらく荷物はそんな状態だったので、中国のどこかで放置されいたのだと想像しています。 ところが私から問い合わせが入ったので、放置されてした場所から荷物が出荷されて到着したのでしょう。 まあ到着しただけでもよしとして、私は粉々になった「紅流彩」を復元する作業を始めました。 私の磁州窯「紅流彩」を求める旅は、最終的には「紅流彩」を復元する結果に終わったわけです。 復元してもらった「紅流彩」の一部 中国茶と中国茶器の専門店「恒福茶具」 苦丁茶(一葉茶)専門店 お問い合わせは下記よりどうぞ
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