中国茶と中国茶器の専門店 「恒福茶具」へようこそ! - 2006/06

中国茶と中国茶器の専門店 「恒福茶具」へようこそ!

中国茶を美味しく味わうために(お茶の保存方法)

■ 中国茶を美味しく味わうために ■

 

・ 茶葉の保存方法

中国茶に限らずお茶は鮮度と保存方法が重要です。

通常黒茶以外の中国茶は、鮮度が良いほど美味しいと言えます。

茶葉の酸化は空気に触れる事と、気温と湿度、及び日の光り(太陽光)により酸化します。

鮮度の良い茶葉を上手に保存することと、一度にお買い求めになられる茶葉の量は一ヶ月以内に消費できる量を購入される事をお勧め致します。

お買い求めになられました中国茶の保存方法ですが、黒茶(餅茶)以外は湿気を防ぐチャック式のアルミパックに封入された茶葉をお届けしています。

気温の高くない季節は、そのまま飲みきるまでアルミパックのままご使用下さい。

湿度が高く気温も高い季節の梅雨〜夏に掛けては、封をしたアルミパックを冷蔵庫に保存する事もお勧めです。(冷凍はお勧めできません。)

もし大量に茶葉を購入してしまい保存を余儀なくされるようでしたら、内蓋と外蓋のあるお茶専用の茶缶にて保存されてください。(錫製の茶缶が一番お勧めですが、難しい場合は金属製をお勧めします。)

一番劣化し易い種類の茶葉は、不発酵茶である緑茶です。

緑茶は特に保存方法にご注意下さい。

・黒茶(餅茶)の保存方法

黒茶(プーアル茶)は唯一、製茶仕立ての茶葉よりも保存期間(熟成期間)が長ければ長いほど美味しくなる茶葉です。

お買い求めになられたプーアル生茶は茶葉が生きていて発酵を続けていますので、ご自宅でも発酵を続けて熟成が進む訳です。

特に餅茶(丸い円盤状のプーアル茶)をお買い求めの際の保存方法ですが、餅茶は使用する量だけを崩して使用して、残りは円盤状のまま保存されてください。(円盤状で保存するのが難しい場合は、最初に全てを崩してしまって、密封容器や茶缶で保存してください。)

プーアル茶の保存は温度と湿度は比較的一定な光りの当たらない場所で保存するのが理想ですが、それは一般家庭では難しいかと思います。

ワインセラーをご自宅にお持ちの方はワインセラーなど理想的な保存場所ですが、通常は光りの当たらない場所で常温保存で問題はありません。

ご注意願いたい事は、茶葉が香りを吸着してしまう事です。

臭いの影響を受けない場所で保存されるか、密封容器にて保存されてください。

プーアル生茶は麹菌の力を借りて発酵を続けますので、気温が高く湿度が高い時期の方が活動が活発になり、熟成が進みます。

麹菌の力が強い状態になっていますので、通常は保存しても黴が生えたりという事はありません。(水分を加えたりすれば別の話ですが)

また丸い餅茶を崩してしまったら発酵は止まるのか?という問題ですが、全く発酵が停止してしまうという事はありません。(丸い塊のままの方が保存にはお勧めですが)

若い餅茶をお買い求めになりご自分のお手元で熟成させる、また記念日等にその年度の餅茶を購入されてお手元で熟成し、数年・数十年先を楽しみにというのも粋な趣向かと思います。

「恒福茶具」のお客様の中には、ご子息の生まれた年に餅茶を購入して、二十年後に成人した息子と一緒に息子の生まれた年の餅茶を味わうという、そんな羨ましいようなお客様もいらっしゃいます。



中国茶を美味しく淹れる為の要素と条件

■ 中国茶を美味しく淹れる為の要素と条件 ■

出かけた際に中国茶の茶荘で飲んだお茶が美味しかったので、同じ茶葉を購入してきて自宅で淹れたらどうも味が違う?そんな経験をお持ちの方も多いかと思います。

中国茶を美味しく淹れるって、結構難しいのかな?

中国茶を美味しく飲みたい、美味しく淹れたい、そうお思いの方へその為の要素と注意点を述べさせて頂きます。

中国茶のお味が淹れる時々でどうもお味が一定ではない、それは以下の要素と条件が同一ではないからと言えます。

・ 茶葉の使用量

お茶を淹れる際の茶器の容量が何ccであるか、また淹れる茶種によって使用する茶葉の適正量が違ってきます。

一回(一煎)に使用する茶葉の量は、100ccのお湯に対して5gが一つの目安です。

これは使用する茶器の種類にもよりますが、使用する茶葉の量が少ないと美味しいお茶を淹れる事はできません。

少し量が多いかな?と思うくらいで丁度良いと思ってください。

茶葉の使用量は多めで、抽出時間を短くする事がお茶を美味しく淹れる最大のコツです。

・ 使用する水の質

お茶を淹れる水は水道水を濾過した水を使用する、そういう方が一番多いかと思いますが、水道水利用の場合は必ず浄水器を使用して塩素の香りを取り除いた水を使用してください。

またこだわった茶葉を淹れる際には、ミネラルウォーター等の使用も積極的にお勧めします。

使用する水が、お茶の味と香りの決め手となる最大の要素です。

水には軟水と硬水がありますが、日本の水は軟水である事はほとんどの方がご存知かと思います。

軟水は癖がなく、お茶を淹れる水としては最適と言えます。

しかし水源から直接汲んで来た水と水道水で淹れ比べたお茶は、お味に雲泥の差があります。

やはり水にもこだわる、これもお茶を美味しく淹れる条件の一つです。

一方硬水で淹れるお茶は美味しくないの?と思われるかと思いますが、中国は日本と違い硬水なので、お茶を淹れる際に使用する水は100%硬水です。

同じ茶葉を軟水と硬水で淹れ比べるとご理解頂けますが、一般的に香りは軟水で淹れたお茶の方が勝ります。

純粋に味覚の面では、どちらが優れていると判断するのは難しいと言えます。

面白い現象としては、冷茶として同じ茶葉を軟水と硬水で淹れ比べた際ですが、お味にはそれ程差は無かったのですが、飲んだ後に体温で温まったお茶の香りが呼吸と共に戻り香として立ち上ってくる、硬水で淹れた冷茶にはそういう現象がありました。

・ お湯の温度とお湯の質

使用する水の質は勿論ですが、お湯の温度とお湯を沸かす際の空気の含有量によってお茶の香りとお味が変化してしまいます。

茶葉の種類によって適正な湯温度がありますので、それを知る事が美味しいお茶を淹れる為の条件と言えます。

お湯の温度が適正温度より低いと、抽出時間を幾ら長くしても美味しくなりません。

またお湯の温度が高すぎると、渋かったり・苦かったりと余計な味覚が抽出される条件となってしまいます。

中国茶の大半の茶葉は沸騰直後のお湯を使用するケースが多いのですが、緑茶は日本茶も同じですが少し冷ました低温のお湯を使用してください。

この使用するお湯の温度以外に、お湯の空気の含有量(お湯の質)という問題があります。

これはお茶の香りの面で特に重要な要素で、お湯に含まれる空気の量が多い方がお茶の香り成分を引き立ててくれる訳です。

その為には、お湯を沸かす際の沸騰に至るまでの過程と加熱時間をよくご覧になって火を止めるタイミングを見計らうことが必要となります。

沸かしすぎたお湯は空気の含有量が少なく、お茶を淹れるお湯としては向いていません。

沸騰に至るまでの過程で、薬缶や鍋の底から空気の粒がぽこぽこと浮き始めるのをご存知かと思います。

このぽこぽこと浮き始めた空気がお湯に含まれた空気で、沸騰状態に至っても加熱を続けるとお湯に含まれる空気の量が減り、そのお湯でお茶を淹れても香りが立たないお茶となってしまいます。

火を止めるタイミング(沸騰直前〜沸点まで)と、お湯を注ぐ際に高い位置よりお湯を注ぐこと、それがお茶の香りをより立たせるコツです。

・ お茶の抽出時間

中国茶の抽出時間は一煎目が30秒〜1分以内、お好みにもよりますがお茶の種類で抽出時間の調節が必要です。

二煎目は一煎目の抽出時間+30秒、一煎目が1分で抽出したとすると、二煎目は1分半が適正な抽出時間となります。

三煎目は二煎目の抽出時間にやはり+30秒と、煎を重ねるごとに+30秒の抽出時間を加えて抽出してみてください。

中国茶は比較的濃厚なお茶を少量ずつ何煎も楽しむお茶ですが、茶葉の使用量が比較的多めで抽出時間が適正時間より長くなると、濃縮されすぎたり苦味や渋みが勝る場合があります。

美味しく中国茶を淹れるコツは何度も言いますが、茶葉の量を多めに使用して抽出時間を短めにすることです。

・ 洗茶について

茶器に茶葉を投入してお湯を注ぎ、直ぐに流してしまう事を洗茶と言います。

プーアルの様な年月を掛けて熟成保存するお茶は、ある意味洗茶により消毒という意味合いもあるのですが、この洗茶という手順には茶葉の開きを良くして一煎目の香りをより立たせるという効果もあります。

特に烏龍茶系の茶葉のように堅く丸められた茶葉ですと、洗茶をしてから一煎目を淹れた方が茶葉の開きが良くなり香りがより立ちます。

洗茶によりお茶の成分を捨ててしまう事にもなるので勿体無いという考えもありますが、洗茶をした方が一煎目が美味しいのは事実です。

茶葉の種類にもよるので全ての茶葉を洗茶というようにお勧めはしませんが、洗茶という手順が茶葉の開きを良くするという効果を知っておいて下さい。

・ 使用する茶器

中国茶を淹れる為の中国茶器としては、紫砂壺もしくは蓋碗、あるいは磁器製の急須を使われる方、茶越し付きマグカップのような種類を使われる方、そのパターンに分かれるかと思います。

紫砂壺は茶葉の香りを茶壺自体に吸収させることでよりお茶の香りを立てる効果がありますから、基本的に一種類のお茶専用として使用して、その種類の茶葉以外は同じ紫砂壺で淹れる事はしません。

蓋碗、あるいは磁器製の急須を使用する場合は、釉薬が掛けられた焼き物ですから、お茶の香りを茶器が吸収するという事はありません。

紫砂壺でお茶を淹れた場合と、蓋碗、あるいは磁器製の急須で同じ茶葉を淹れた場合、どちらが美味しいのか?果たして味が違うのか?

これも何度か申し上げている事ですが、紫砂壺で淹れたお茶の方が美味しいのです。

これは先程申し上げたお茶の香りを紫砂壺が吸収するという事で、同じお茶を淹れ続ける事でよりそのお茶の香りが立つ事と、紫砂壺がお茶の雑味をある意味濾過する効果、それと抽出時間中に湯温度を下げないでより茶葉を抽出し易い状態に保つからです。

ただし基本的に紫砂壺で違う種類のお茶を淹れる事はしませんので、普段よく飲まれる種類の茶葉を専用の紫砂壺で淹れる。

その他の茶葉は、蓋碗あるいは磁器製の急須を使用すると、茶器の使い分けをする事をお勧め致します。

 

以上を参考にして頂き、日常お茶を淹れる際の動作に取り入れて頂きますと、常に美味しい中国茶を失敗せずに淹れられるかと思います。

中国茶と中国茶器の専門店「恒福茶具」

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苦丁茶(一葉茶)専門店

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中国の健康茶?

■ 中国の健康茶? ■

先日、苦丁茶(一葉茶)をお買い求め頂いたお客様より、中国の健康茶に関するご質問を頂戴しました。

「青銭柳」というお茶に関するお問い合わで、取り扱いはありますか?という事と、効能に関するご質問でした。

初めて聞く名前で私も興味がありましたので、早速中国の方へ問い合わせてみました。

数日後にメールにて返事が来たのですが、以前の中国の健康茶?同様、取り扱いは無いし、名前も聞いた事がないという返事でした。

「やっぱりな」という思いでしたが、どうして日本では「中国の健康茶」として有名な茶葉が、現地中国ではお茶業界の人間に名前も知られていなければ、販売もされていないのでしょうか?

これだけで私は結構胡散臭いと思うのですが、これら健康茶やハーブを取り扱うネット通販の店舗の商品を調べてみると、ほとんどのお茶はティーバッグや粉砕した茶葉を販売しています。

例えば上質な凍頂烏龍の茶葉をわざわざ粉砕して、ティーバッグとして販売したりするでしょうか?

有り得ませんよね?

中国茶も現地でティーバッグの非常に安い茶葉が販売されていますが、これらの茶葉はある意味売り物にならない茶葉を粉砕して、ティーバッグとして販売しています。

実際にティーバッグのお茶は美味しくありませんし、粉砕されるようなレベルの茶葉を大切なお客様に販売するなど、私には到底考えられません。

苦丁茶(一葉茶)も安いティーバッグが中国では販売されていますが、中に詰められている粉砕茶葉は要は商品として販売できないレベルの茶葉です。

効能自体に違いはない事は事実ですが、お味の面でも違いが無いかというと、これは大いに違います。

ですから「恒福茶具」・「苦丁茶(一葉茶)専門店」では、等級がある苦丁茶(一葉茶)の中より、最上級の特級の茶葉のみを取り扱っています。

上海等でお土産用に販売されている苦丁茶(一葉茶)は、二級〜三級の茶葉で箱入りで販売されていまして、色も黒くお味も相当苦いです。

一方特級の茶葉は緑の色が多く残り新芽の先端を使用している事がよく分かり、お味も苦味の中に旨味があります。

またお茶として淹れた際の水色も違い特級の茶葉は綺麗な緑の水色ですが、二級〜三級の茶葉は水色も黒っぽい水色となります。

過日初めて苦丁茶(一葉茶)をお買い求め頂いたお客様よりお電話を頂戴しまして、説明するのに苦心した経験があります。

そのお客様も上海で苦丁茶(一葉茶)をお買い求めになり、在庫が切れたので「苦丁茶(一葉茶)専門店」よりご注文を頂戴したのですが、お宅の苦丁茶(一葉茶)は色が付けてあるのでは?という疑いのお電話でした。

水色の緑があまりに綺麗なので、着色剤を添付しているのでは?と疑われたようで、ある意味クレームのお電話でした。

確かに上海で売られている苦丁茶(一葉茶)しか知らないお客様には、「恒福茶具」・「苦丁茶(一葉茶)専門店」でお届けする苦丁茶(一葉茶)は、同じ苦丁茶(一葉茶)とは認められないかもしれません。

着色剤は使用していない事と、水色が綺麗なのは新芽の先端のみを使用しているからだという事、またお味が極端に苦くないのは茶葉の等級の違いであると説明させて頂きましたが、「本当なの?」というお疑いがまだ残っているようでした。

 

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