趣味の園芸




趣味の園芸
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園芸の趣味は小学校二年生以来の趣味なので、かれこれ四十年以上続いている趣味です。

小学校二年生の春、ある日リヤカーに花の苗を積んで売っているおばちゃんがやって来ました。

私は何の気もなしにふと見ると、色々な花の苗の中からデージーの苗が目に留まり、とても可愛いものに見えて、母にねだってそのデージーの苗を買ってもらいました。

当時十円か二十円だったと思うのですが、昭和三十年後半の話です。

父も母も庭をいじる趣味はなかったのですが、その頃住んでいた家では猫の額ほどの庭しかなく、その一角へそのデージーの苗を植えました。

花壇というような状態ではなかったので、手ごろな石を拾ってきて、石を並べて囲いを作って花壇らしき状態にしました。

するとデージー一株では寂しいですから、きっと他にも花を植えたくなったのだと思います。

その頃中央線の三鷹に住んでいましたが、線路沿いの北側に「加藤園芸」という園芸店がありました。

私は小学校の低学年から度々その「加藤園芸」へ通い、何度も通っては数十円の花の苗を買ったり、見るだけでも楽しい種の袋の写真やイラストから憧れて、種などを買い求めて花壇を埋めていきました。

小学校低学年で一人で園芸店通いをする変わった少年ときっと思われていたでしょうが、「加藤園芸」の従業員さんはいつもにこにこと私に接してくれました。

読書も私の趣味の一つでしたが、当時は確か小学館の「趣味の園芸」という分厚い本を買って日々の愛読書にしていました。

一般的な園芸種の植物と野菜は一通り紹介されていて、自分では買えない・手が出せない植物をその解説書で楽しみつつ、自然と名前や栽培方法を暗記してしまうほどでした。

小学校の六年生になると、家の隣の空き地(草ぼうぼうの野原)を許可も無く小さなショベル一つで開墾して、と言っても広さは四畳半程度の広さでしたが、畑にすることにしました。

知識だけはありましたから、キュウリ・蕪・ニンジン・大根・ナス・かぼちゃまずはその辺りから種を買い込んで、早速畑に種を撒きました。

季節は春から夏に掛けてですが、気温の高い時期なので成長は驚くほど早く、日々成長する野菜に驚きと興味で楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。

当時三鷹には専業農家も多く、あるおばちゃんに私の猫の額ほどの畑を見て笑われましたが、初めての農業経験は私にとって忘れられない出来事です。

その翌年は中学へ進学しましたので畑は続けることは出来ませんでしたが、私の園芸趣味はそれ以降も続くわけです。

中学生以降は「サカタのタネ」の通販を中心に、園芸店では販売されていないような種類の植物を栽培することに熱中していました。

社会人となるとさすがに園芸に割ける時間は少なくなりましたが、それでも土日には小さな庭弄りをするのが楽しみな時間でした。

出来るなら仕事を引退した老後は、畑である程度自給自足をしながら陶芸三昧の生活を送りたい、そんな老後を夢描いています。



   




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カレンダ
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